「ドキュメンタリー 頭脳警察」映画公式ブログ

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2009年 11月 29日

シアターNでの上映はあと一週間!

シアターNでの上映は残すところあと一週間となりました!

11月28日(土)~12月4日(金)
第1部 21:00~
第3部 21:10~


第1部を見逃した方!そして第3部を心待ちにしている方!
皆様のお越し心よりお待ちしております!

以後、大好評につきムーブオーバーが決定しております。
12月5日(土)~新宿K's cinema

◆12/5~12/11
第1部 16:45~
第2部 19:00~

◆12/12~12/18
第2部 16:45~
第3部 19:00~

◆12/19~12/25
第3部 16:45~
第1部 19:00~

※リピーター割実施!
ほか詳細は後日発表!お楽しみに!
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by ZK-movie | 2009-11-29 00:00 | イベント情報
2009年 11月 25日

11/13(金)頭脳警察×瀬々監督×須田諭一さんトークイベントレポート

7日間連続の公開記念イベントも遂に最終日。シアターN渋谷での大トリを飾るのは、頭脳警察PANTAさんとTOSHIさん、そして瀬々敬久監督、企画者の須田諭一さん!
キャストとスタッフの御大が満を持しての勢ぞろい。
「悪たれ小僧」揃い踏みのトーク、ご堪能頂ければ幸いです。
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「ドキュメンタリー 頭脳警察」はこの人がいなければ生まれなかった。言い出しっぺこと企画者の須田諭一さんが口火を切る。
須田「2004年に出した頭脳警察の証言集『頭脳警察』(河出書房新社)の執筆過程で、これを映像化したいなと思い始め、それを瀬々さんに相談したのがきっかけでこの映画に至りました。撮影に3年、編集に10か月、およそ4年間かけて作りました。瀬々さんと頭脳警察が合体したらどんな映画になるんだろうと楽しみにしてましたら、男子トイレに列ができるような映画ができたという感じです」(場内笑)
確かに。連日、男臭い劇場なのは否めない。
これを受けて瀬々監督は、
瀬々「最初、須田さんに誘われたときはどんな切り口で撮ろうか皆目見当もつかなかった。そのときは頭脳警察が再結成するという話もない頃。方向性がないままに撮り始めましたが、PANTAさんのお母様のお葬式を撮影する機会があり、お母様は従軍看護婦で氷川丸に乗って帰って来て、その思い出が『マラッカ』や『氷川丸』という曲を生んだこと、また重信房子さんと往復書簡をして曲が生まれたこと。そんなエピソードを知って、頭脳警察を通して歴史や社会を見ていく映画になればいいなと。そのときからこれは長い映画になるなと感じ、3部作という構想も早いうちからありました」と、3部作5時間超についての迷いのなさを説明する。
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一方、3年間、撮られ続けた側はどうなのだろう。
TOSHI「すごくいい目線で私たちを捉えてくれて嬉しいです。瀬々さんやスタッフに感謝しています」
PANTA「試写会で5時間14分の大作だと聞かされたときは『何で2時間にできなかったの?』と(笑)。監督は『これ以上カットできない』と言うわけです。俺にとってはカットしたいところばかりだった(笑)。例えば、差し歯を治す前で前歯が出ちゃってるとことか(笑)。ただ、観終わって監督にどうでしたか?と聞かれたとき、まったくOKと。All OR NOTHING。言うか言わないかですから。全て監督にお任せすると。初めてテープレコーダーに自分の声を入れて聞いたときの印象に近い」
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続いて好きなシーンを聞いてみた。
須田「すごくいい男がいっぱい映ってます。改めて被写体として、普通の人とは違うなと。僕がちょっと映ってたりするとやばいなと」
PANTA「結局、自分のことかよ!」(場内爆笑)
ここからは残念ながらネタばれ満載。口が裂けても書けまへん!以下、キーワードのみお伝えを。
須田キーワード「汽笛。石井正夫さんとTOSHIさん。西部講堂。男は黙って頭脳警察!」
瀬々キーワード「松葉杖。ヒーロー。笠智衆。」
PANTAキーワード「ルーズソックス。寝顔。小津。」(場内爆笑)
何のこっちゃ!のキーワード。謎解きは劇場で。


このあたりから空気はすっかり「頭脳警察」仕切りに。
PANTA「この映画はTOSHIや中山努がカッコよく撮られすぎ(笑)。女性人気が急上昇だよ。これは詐欺だね」
TOSHI「ざまぁみろ」(場内爆笑)
瀬々「そう言いますけど、PANTAさんは試写の後に『TOSHIをたくさん映してフューチャーしてくれてありがとう』と言ってましたよね。本当は熱い友情があるなと」(更に爆笑)
PANTA「それは妬みの裏返しだよ!」
司会「結成から40年たっても友情は変わらないという…」
PANTA「ゆ…友情ですかぁ!?」(更×更爆笑)
TOSHI「あのねぇ、友情があったら40年続いてない」
司会「友情を超えた…?」(苦笑しながらも粘る司会)
TOSHI「友情は超えてるね。何なんだろうね」
PANTA「ふたりで歌舞伎町を手つないで歩いたよね昔(笑)。ビートニクスというヒッピーの前身の人種がいて、ニューヨークのグリニッジ・ビレッジってところに詩人とかアーティストが溜まってたわけです。そこにいたアレン・ギンズバーグという人が、<大いなる愛>というのを説いていたんですね。男と女が手をつなぐのは自然だけれども、男と男、女と女が手をつないでどこが悪いと。俺はそれを読んで『その通りだ!性の壁を乗り越えなければいけない!』と思って。それでTOSHIと手をつないで歌舞伎町を闊歩したわけです。そしたら何のことはない。ギンズバーグはゲイパワーのことを言っていただけだった(笑)。そういう青春時代でした。恥ずかしかったですねぇ」
司会「40年たって変わったことは?」(負けない司会)
TOSHI「毛がなくなった」(笑)
PANTA「ボーカリストやってるとバッターやボクサーと一緒で、歯とかお尻とかボロボロになりますね」(笑)

司会の踏ん張りもここまでか。そりゃそうだ、彼らにゃ敵わねぇ、という瞬間に瀬々監督が<監督力?瀬々力?>を発揮。
瀬々「映画観て思ったんですけど、PANTAさんはTOSHIさんには特別な対応をしますよね。他の人とは違うというか」
PANTA「え!?そう?」(いいぞ、監督!)
瀬々「PANTAさんは結構気を遣う方なんですけどTOSHIさんには一切気を遣わない」
PANTA「それは、遣わないな」
TOSHI「気は遣わないわ、金は使わないわ…ホント使わないよ、こいつ!」
PANTA「さっきコーヒー奢ってあげたじゃん!」
短い時間では瀬々力にも限界ありか。恐るべし頭脳警察!
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最後に、4人からメッセージを。
須田「5時間という時間をかけたということもありますがライブシーンがたくさん入っている。しかもちょっとこれは観れないよというぐらいのパフォーマンスが映像の中に納められたと思う。その瞬間にカメラを回せたのは幸せだったと僕は思います。それがこの映画の醍醐味かな」
瀬々「20代ぐらいから頭脳警察が大好きでよく聞いていて『ふざけるんじゃねえよ』と歌いながら仕事してたんですけど、そのおふたりとこういうところで話をしたり、一緒に映画を作ったりすることは、今考えると本当に夢のようなことだったし、やっとここまできたんだとすごく感激しています。頭脳警察は僕たちの記憶の中で生きているわけではなくて、今もこうやって活動しているわけで。決して伝説のバンドではなくて、今を生きているバンドだと改めて感じました。僕たちも一緒に『なんとかしようぜ』ということでやっていきたい」
PANTA「映画の中で重信房子という女性を鏡にしているのと同じように、頭脳警察を見ているみんなからは鏡だと思うんです。どんな風に反射していくのか、照射されていくのかなという鏡。鏡にもいろいろあって、鏡の色、色彩、光の具合、それらは全て自分に跳ね返ってくる。いろんな鏡に光を当てて、返ってくる光を自分は受け止めている。光が強ければそれだけ影が濃い。どんな人間でも薄い光の裏には薄い影。そういった中で人間らしい生き方、人間らしいロックミュージシャンのあり方、イデオロギーだとか、政治だとか、ロックはこうでなくちゃいけないとかそんなことじゃなくて、自分らしく人間らしく自分にとってのナチュラリーな音楽をやっていけたらと思います」
TOSHI「私はPANTAみたいに真面目ではないし、酒に逃げるタイプなので、ほとんどいい加減にもうすぐ60を迎えます。そして何の目的もなく、答えもなく、いまだにジタバタジタバタ生きています。頭脳警察がいつまで続くかわかりませんが、とりあえずはよろしくお願いします」(場内大拍手)
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悪たれ小僧4人の勢いは止まらない。彼らの生き様から、歴史が、社会が、言葉が、音が、色気が、そして今が見つかる。そんな映画であるはずです。
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by zk-movie | 2009-11-25 15:54 | イベント情報
2009年 11月 24日

瀬々監督「行旅死亡人」トークイベント出演!

『ドキュメンタリー 頭脳警察』のトークイベントにご出演いただいた井土紀州監督の絶賛公開中の映画『行旅死亡人』のトークイベントに瀬々敬久監督の出演が決定!
頭脳警察のイベントで話し足りなかったトークが聞けるはず!
11/9のイベントレポートをご覧になった上、是非シネマート新宿へも足を運んでください。

11/24(火) 20:10の回上映後
井土紀州×瀬々敬久


シネマート新宿
伊勢丹本館前・明治通り側
03(5369)2831
※お問い合わせは劇場まで。

『行旅死亡人』公式サイト
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by ZK-movie | 2009-11-24 11:13 | イベント情報
2009年 11月 21日

仙台フォーラムにてPANTAさんトークライブ決定!

11/21(土)から公開が始まる仙台フォーラムにて、なんとPANTAさんのトークライブが決定しました!

<スケジュール>
11/21(土) 第一部 16:00/第二部 18:00/第三部 20:00(終了予定21:50)

11/22(日) 第一部 11:40 / 第二部 13:40 / 第三部 16:00(終了予定17:50)
★第二部終了後 15:30~ PANTAさんによるトークライブ!


11/23(月) 第一部 11:40/第二部 13:50/第三部 16:00(終了予定17:50)

11/24(火) 第一部 20:30

11/25(水) 第二部 20:30

11/26(木) 第三部 20:30

※上映は11/26(木)が最終日となります。
※整理番号付通し券 3900円 販売中!
※三部作券も3000円で販売中 ※11/22(日)にはご利用できません

詳細は仙台フォーラムへ TEL:022-728-7866
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by ZK-movie | 2009-11-21 19:02
2009年 11月 19日

11/12(木)PANTAさん×鈴木邦男さん×木村三浩さんトークイベントレポート

公開記念イベント6日目は、一水会の最高顧問・鈴木邦男さんと同会代表の木村三浩さん、そしてPANTAさんのトーク。新右翼のトップおふたりと、LEFTな人々から支持の厚いイメージのPANTAさんとの意外な接点とは?!
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まずは、誰もが知りたいPANTAさんとおふたりとの関係について。
PANTAさん「鈴木邦男さんが『がんばれ!!新左翼』という本を出されて、それがものすごく面白くて。その後イベントでも何回かご一緒させて頂いてます」
鈴木さん(以下敬称略)「頭脳警察って名前がいいですよね。警察でもないのに警察って」(場内笑)。さすが、運動のトップはツカミが巧み!
鈴木「歌そのもの、ひとつひとつの歌詞が闘っている。煽っていますよね。運動と歌とどう違うのかなと。運動はデモやったり集会やったりしてますけど、音楽だって過激なことを言って訴えて人を動かしてますよね。音楽というかロックというか、そういうものの方が残ってるし人を動かしているんじゃないかと、うらやましく思います」
そして鈴木さんは何と!本3部作を通して2回、つまり10時間超ご覧くださったという。
鈴木「PANTAさんを知っているつもりだったけど、改めてこんなすごい人なんだとびっくりしました。そういう歴史に残る人と同じ時代に生きているという幸せを感じています」
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一方、PANTAさんと木村さんが出会ったは雑誌の対談で、その後、木村さんから人を介してPANTAさんにイラクに行かないかという話があり、「右翼、左翼、元自衛官、呉越同舟」(PANTAさん曰く)がひとつの飛行機に乗り、開戦直前のイラクに向かったという。
木村「PANTAさんと一緒に行ったバグダッドはイラク戦争開戦(2003年3月19日)1カ月前の2月19日~21日までの3日間。元赤軍の塩見孝也さんや雨宮処凛さんなど30数名の正に呉越同舟のメンバーで行ったんですがなかなか統制がとれない。開戦前の緊張状態と思いきや、アラブ人特有の脇の甘さというか、意外にのんびりした感じだったために勝手に大統領官邸に写真を撮りに行って捕まっちゃう人がいたり」(笑)
PANTA「出かける前に日の丸は掲げていいかという論議から始まりましたしね」
木村「バグダッドで反戦デモをやるんだけど、日本から来たんだから日の丸を掲げようかという話になると左翼の人がちょっと待った!と。日の丸掲げるんだったら赤旗掲げろと。(会場笑)。結局赤旗を持って来なかったらしくて現地で日の丸を掲げました。左翼の人々は『人生の屈辱だと言いながら日の丸掲げてやってました』」
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そしてトークは、PANTAさんが「七月のムスターファ」(『オリーブの樹の下で』に収録)を作るきっかけとなった話へ。
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木村「イラクの戦いで、サダム・フセイン元大統領や長男のウダイさん、次男のクサイさんがトルコ近くのモスルという所で見つけられて、米軍600人が包囲した。なかなか投降せず、銃撃戦になりふたりは殺されてしまったのですが、クサイさんの息子、14歳のムスターファが父親と伯父さんが亡くなってから6時間くらい後まで戦ったというんです。14歳の少年ですから、普通なら手を上げて自分は助かりたいという気持ちになるじゃないですか。ところがムスターファは屍を守りながら最後まで戦った。そのすごさに感服しまして、そういう事実があったことを私のホームページに書いたんです」
PANTA「それを読んですぐに木村さんに電話しました。あれはすごいと。とにかく感動というか、文章自体も素晴らしかったので、いつかこれを歌にしたいという話をしたんです。それから4、5年経って形になりました。実際に歌を形に出来たときは嬉しくて、木村さんにすぐに電話を入れました」
木村「ムスターファの曲は熱いね。『記憶してくれ!』というのが良かった。PANTAさんはバグダッドに一緒に行った経験もあってこの曲を作りたいと思ってくれたんだろうし、私もイラクに関わってきた熱みたいなものがあったからこのことを文章に書けたのだと思う。こだまし合えたんだと思います」


そしてこの後木村さんは、この日のPANTAさんとのトークのためにイラクの友人から送られてきたという衝撃的な写真を披露してくれた。銃撃されたムスターファの遺体に更に陵辱が加えられているもので、木村さんも初めて見ると言う。
PANTA「僕なりにWEBを使って事実検証をしたんです。そうしたらあるバックパッカーのブログとモスルの破壊された家の裏にいた雑貨屋の青年の証言が全く一致していた。YouTubeにもそれらしき映像はあった。だからこれは事実だったんだろうと。しかしこの写真は初めてです」
「記憶してくれ!」と言わんばかり。モノ言う写真とはこのことか…。


最後に、客席にいた瀬々敬久監督と企画者須田諭一さんが登壇!
瀬々「『リリー・マルレーン』のように民族も国家も越えて伝わるような歌を作りたいとPANTAさんはおっしゃっていました。今日は思想と信条を越えた新しい世界、より良い世界を目指す場に立ち会えたと思います
須田「今日のお客さんは濃いですね。公安の方もいらっしゃるのかな」(笑)
PANTA「公安の方もCIAの方も楽しんでいただければと思います」場内爆笑。
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3人の共通点は<過激>だけじゃなかった。境界線のない空間に、映画の力を垣間見たのでありました。
そして話題の中心となった曲「七月のムスターファ」は、本作第2部で大きく取り上げられています。必見なのは言うまでもありません!
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by zk-movie | 2009-11-19 18:52 | イベント情報
2009年 11月 18日

映画への感想をいただきました!

映画『ライブテープ』の監督・松江哲明さんのブログ
 “every japanese woman cooks her own curry”11/16日記 
 NEW!

映画『船、山にのぼる』の監督・本田孝義さんのブログ
 “今日はこんな日でした” 
 NEW!
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by ZK-movie | 2009-11-18 13:50 | コメント
2009年 11月 17日

メディア情報!第7弾

◆WEB「映画ジャッジ」映画レビュー NEW!

◆WEB「NOAH BOOK」映画レビュー NEW!

◆WEB「OUTSIDE IN TOKYO」映画レビュー NEW!
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by ZK-movie | 2009-11-17 17:31 | メディア情報
2009年 11月 16日

メディア情報!第6弾

◆映画誌「映画時代」11月15日 表紙・瀬々監督インタビュー NEW!

◆雑誌「ストレンジデイズ」11月20日 頭脳警察インタビュー NEW!

◆新聞「日刊ゲンダイ」11月17日 PANTAさんインタビュー NEW!

◆音楽誌「レコードコレクターズ」11月15日 PANTAさんインタビュー NEW!

◆音楽誌「ロッキンオンジャパン」11月20日 頭脳警察インタビュー NEW!

◆フリーペーパー「ドカント」11月16日配布 PANTAさんインタビュー NEW!
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by ZK-movie | 2009-11-16 15:49 | メディア情報
2009年 11月 12日

7日間連続公開記念イベントラストデイ!

11月13日(金)で7日間連続公開イベントもいよいよラストデイ!!
頭脳警察のお二人PANTAさんTOSHIさん、瀬々敬久監督、そしてこの映画を企画した須田諭一さんの4人が勢揃い!
爆裂爆笑トーク必見です!お見逃しなく!!!


11月13日(金)18:30~ シアターN渋谷
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by zk-movie | 2009-11-12 23:33 | イベント情報
2009年 11月 12日

11/11(水)PANTAさん×鈴木慶一さん 公開記念トークレポート

7日間ぶっ続けの公開記念イベント5日目は、ムーンライダーズの鈴木慶一さんとPANTAさんが登場。日本のロック史に残る名盤PANTA&HALの『マラッカ』をプロデュースした慶一さんとPANTAさんの40年近い関係とは如何に?
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まずはふたりの出会いにまつわるエピソード。71年の三田祭事件の真相が…。
PANTAさん「昔、鈴木慶一とは敵対関係にあると思い込んでいました。はっぴいえんどなどとは全く違う組織だと」
慶一さん(以下敬称略)「すり込まれてましたね。やはり三田祭事件のことが大きかったんでしょう」
PANTA「三田祭という慶応大の学園祭で頭脳警察が遅刻してしまって、ライブ時間がないと言われたので帰ろうとしたら、駐車場でTOSHIが「このまま帰るのか?」と。それもそうだと踵を返したところ、ステージサイドで黒ヘル軍団が腕組んではちみつぱいの演奏が終わるのを待ち構えてた」
慶一「はちみつぱいは何だろうと思いつつ無事演奏は終わって、次がはっぴいえんど。そこへ頭脳警察が乱入した」
PANTA「自治体がふたつあったことが原因だったんだけど、この事件には後日談があって、『あの騒ぎを鎮めたのは俺だ』と言ってるのが遠藤賢司、『あの騒ぎで一番被害を被った』と言っているのが吉田拓郎」(場内笑)
そんな関係だったふたりが、フライングドッグの平田国二郎さんというプロデューサーの仲介で再会。
慶一「会いに行くときは恐かった。リハ見てるだけで恐かったもんだからすり込まれてて。けれど実際会って話し出したら恐怖心は5分で吹っ飛びました。『どうも』と言ったときの笑顔で、あれ?いい人じゃんと」
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そして話は名盤『マラッカ』に。
慶一「PANTA&HALが出来上がったサウンドを持っていたから、それをどうするかというのが難しかった。頭脳警察より複雑な音楽をやっていたので、その複雑さをどうやってシンプルにするかと」
PANTA「当時フュージョン、テクノの嵐が吹き荒れていたから、意識したのはハードじゃなくて“ハードネス”ということ。そこを力説していた」
慶一「音のハードじゃなくてね」
PANTA「それと古代の中近東、アラブからの流れをシルクロードにしようかオイルロードにしようか迷っているんだけどどう思う?と慶一に聞くと、『それはマラッカでしょう!』と」
慶一「海が向いているんじゃないかと思ったんだな」
PANTA「 “マラッカ”というキーワードで慶一と強く結ばれて良かったなと思います」
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出会い、そして名盤誕生の裏話が聞けたところで最後は本作について。
慶一「すごくシンプルにPANTAとTOSHIは付き合ってるなと。この映画は、PANTAとTOSHIの付き合い、PANTAと菊池琢己の付き合い、このふたつが浮かび上がっている。それが一緒になったのが今の頭脳警察。面白い三角形だなと思う」
また、慶一さんはミュージシャンの「パブリックイメージ」という点に注目したとのこと。
慶一「ステージは荒っぽいイメージがあると思うんだけど、映画ではいい人なところばかり映っていて、いいのかなと(笑)。TOSHIはもっといい人に映ってる」この発言に場内大ウケ。
慶一「この映画はロックっぽさで埋め尽くされていないよね。ロックっぽくないところが垣間見えるときにすごくドキッとする。パブリックに出ないPANTAの別の面が映り込んでる」
PANTA「パブリックイメージを守ろうと思ったらカッコつけなきゃいけないけど、そんなのどうでもいいから」
慶一「カッコばかりつけてると大変。憂鬱になっちゃうよね。その点、俺たちは楽でいいね(笑)。かつての頭脳警察はカッコつけなければならなかったけど、どうでもいいと思えてきた?」
PANTA「薄らいできたね。それよりもロックって楽しいぜって感覚でやってる。時代が移り変わる中でいろいろな奴が戦線離脱していく。そんな中、ふたりでやってられるだけでいいんじゃないかと。初期衝動で好きだったものを今でもやってられる。こんなに幸せなことはない。この幸せを思いっきり享受しなければなと思います。だからピリオドが打たれるまでやってもいいんじゃないかと」
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ロックの大人っぽさをじわっじわっと感じた数十分となりました。
更に、同じ劇場で公開中の『あがた森魚ややデラックス」』の竹藤佳世監督とあがた森魚さんが登壇。あがたさんの「PANTAさんは歌が上手いよね!」発言に場内爆笑。竹藤監督も「今日はヘルメットと鉄パイプは持って来なかったんですが、気持ちだけ乱入ということで」とやや挑発。
続いてメディアアーティストの八谷和彦さんも引っ張りだされ、
「僕は普段のPANTAさんの方をよく見ているので、映画を見てこんなにかっこいい人だったんだ!と思いました」と盛り上げてくれました。


■ムーンライダーズは9/16に発売した3年ぶりのフルアルバム『Tokyo7』のリリースイベントを開催!
 『moonriders   TOUR'09"Tokyo,Osaka7"
11/28(sat)@JCB HALL
12/5(sat)@なんばHatch


■『あがた森魚ややデラックス』はシアターN渋谷にて11月13日まで。ほか全国順次公開。

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次回、11月12日(木)18:30からのイベントは一水会の鈴木邦男さん、木村三造さんとPANTAさんのトーク!木村さんから聞いたエピソードを元に作られた曲「七月のムスターファ」のお話などをうかがう予定!ご期待ください!
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by zk-movie | 2009-11-12 16:40 | イベント情報